Mac で何か問題があれば OS を入れ直す、クリーンインストールする事で解決するというのは Mac ユーザーの共通認識になっているのではないかと思います。
しかし現在では、再インストールがあまり意味をなさないようです。
その理由は?
macOS Big Sur 以来、 macOS は、読み取り専用で専用のセキュリティサブシステムにより保護された署名済みシステムボリューム( Signed System Volume )をホームとしています。
さらにセキュリティを高めるため、 macOS はシステムボリュームから直接起動するのではなく、システムのスナップショットから起動するようになっています。
そしてスナップショットはシステム側からすら変更できないようロックされているとのことです。
したがって、ユーザーがインストールしたソフトウェアによって、 macOS が書き換えられてしまむことは基本的にありません。(悪意のあるソフトウェアが脆弱性をついて書き換え、という可能性はあり得ます。)
macOS Big Sur にアップデートする前にシステム改変されていた場合はこの限りではないのですが・・・。
最新の Mac では再インストールが完全に不要・・・?
macOS BigSur 以降で T2 チップ、もしくは AppleSilicon を搭載した Mac では、以前のように問題が発生した場合にシステムを自分で再インストールすることは意味がありません。
OS をアップデートするたびにインストール後、すべてのコンポーネントをチェックし署名して、最後にシステム全体が再びロックされるためです。
なので、精神的にすっきりするくらいしかクリーンインストールは意味をなさないようですね。良い時代になりました('ω')ノ