微課金オタクがFGOに15万突っ込んで★5サーヴァントを宝具レベル5にした話

2018年12月2日日曜日

ゲーム

t f B! P L
Fate/Grand Order、楽しんでいますか?私は楽しいです。3章も最高でしたね。

さて、今回はみんな大好き闇の宝具レベルについて、です。
FGOプレイヤーの9割以上は「★5サーヴァントは一体出れば良い」精神でプレイしているかと思います。私もそうでした。
サービス開始から半年くらいですかね。沼への第一歩、福袋ガチャがありました。有償石限定ではありますが、確定で★5サーヴァントが手に入る!というキャンペーン。ここで初めて課金。今までソシャゲに課金などしてこなかったオタクが微課金オタクへ変貌した瞬間でもあります。

こうして微課金オタクへ変貌した私には一つ目標がありました。それはギルガメッシュの宝具レベルを5にするというもの。勿論期間限定のアーチャーの方の金ピカです。

2015年に1体、2017年に1体、そして2018年年始に1体と順調に引き当てて行きました。
すべて0~1万円以内で入手できていたので完全に私の中に「★5サーヴァントは1万円あれば出る」という思い込みが生まれていました。ここまでギルに費やしたのは2万円。

始まり、敗退。

そして到来する2018年ネロ祭、否、ギル祭。
当然のようにピックアップされるAUO。であれば必然、ガチャを回す僕。聖晶石は300個以上、呼符も20枚前後ある。余裕。確実にここで1体は入手できると思っていたのだ。

行くぞ英雄王───武器の貯蔵は十分か───


惨敗。最初の10連でヴラド三世が出てきた事によりすべての運気は吸われた模様。が、ここまでは想定内、今までだってあったじゃないか、無課金で当たると思うな雑種。

間髪入れずに1万円の投入。惨敗。過去最低レベルのドブ、俺が入れたのは福沢諭吉ではなく野口英世だったのでは・・・?と思うほど金枠が少ない。
1万円追加。
回す、回す回す回す回す…が、出ない。どうあがいても黄金のアーチャーは出なかった。諦めよう。今回はだめだ。

撤退した。撤退したのだ、初めてギルガメシュから逃げた自分がいました。
それでも引きずり毎日毎日もらえる聖晶石が3つ貯まるたびにガチャ、呼符もらえるたびにガチャ。別れた彼女を引きずる男のように女々しく女々しく戦いを続けるも、惨敗。

再戦、地獄の始まり

数日後。朝4時。徹夜で眠かった影響か「・・・後1万入れれば出るのでは・・・?」よぎる思考、動き出す手。1万円。グッバイ福沢諭吉。

ドブ

1万円追加

ドブ

吐き気がする。
心臓の鼓動が早まり汗が止まらない。真夜中の静寂に包まれ自分の心音だけが嫌に響き渡る。

1万追加

ドブ

あぁ、悪い夢なら冷めてほしい。ここまでで5万、否、以前のピックアップも含めれば7万だぞ。7万あれば何ができた?ガチャが回せたな!!ああそうだ!!!

1万追加

ドブ

何だこれは。今までギルがデレていただけで本来ギルガメシュはこんなに金の掛かる男だというのか?

1万円追加。指先から汗が出ていくような感覚に襲われる。ここまで来て引き下がれるか。という思考と、あぁこれが──ガチャの闇──”沼”か。という冷静な思考。勿論後者が前者に勝るはずもない。

ドブ。

泣きたかった。誰かに止めてほしかった。決済時の本人確認の為の指紋認証が汗で通らない。怖い。僕はこのままどこまで行くのか。次で出なければやめよう。後1万で出るかも。相対する、相反する、気が触れそうになる。いや触れている。助けてくれ。

1万追加

演出などもはや意味をなさない。タップを連打。そして



「ふはははは! この我を呼ぶとは、運を使い果たしたな雑種!」

もう入手しているサーヴァントの召喚ボイスが流れるはずはない。だが確かに僕は聞いたのだ。あぁ、我が王・・・。ここに居られたのですね。10人の諭吉の先に───

戦いの果に

終わった。ここまでだ、トータル10万、今回のピックアップに8万も入れた。こんな痛手だ。これ以上僕は戦えないよ。マイルームでギルをツンツンしよ・・・。

「凡骨ながらよく戦うな、雑種。……ふむ、珍しいこともあるものだ。貴様との戦いならば、少しばかり本気になってやってもいいか」


え────────────────────?


ギルのステータスを確認する。宝具レベルは4、4だ。
だが彼は言ったのだ。少しばかり本気を出す、と。要約すればそれは、宝具レベル5になってやらんでもない、ということではないだろうか。

溜めに溜めた課金は自身を裁くだろう。だというのに、ギルの背中は。

─────ついて来れるか

蔑むように、信じるように。俺の課金を、待っていた。

回す。

諭吉が消える。当然だ、だがまだ回す。だってまだクレカの上限が残っているのだから。

回す。もう汗も涙も出ない。当然ギルガメッシュも出ない。だが──

回す。もう指は震えない。心音すら消えた。

回す───




「ふはははは! この我を呼ぶとは、運を使い果たしたな雑種!」


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課金とは

我が王の宝具レベルは5だ。これは誇れることではあるかもしれない、が強要するものではない。
少なくとも僕は2度とサーヴァントの宝具レベルを5にしようなんて思うことはないだろう。多分。

ちなみに。火力は宝具レベル3から5だとあんまり「上がった」と実感はできません。僕はできなかった。でも宝具レベル5の表示には大満足です。課金とは結局の所自己満足でしかないのです。それに僕には後悔なんてないんです。15人の諭吉が失われていたとしても。

だって僕のギルガメッシュは、世界で一番強いんだから───

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