前に開封記事なのに 購入レビューって書いた記事が有りましたが、今回はちゃんとした購入レビューです。
筆者が買ったのはグローバルモデルのXT1562、ROMが16GBのモノになっています。
Lenovo傘下になったMotorolaブランドとして初めて作られたMotoシリーズである《Moto X Play》、やはりGoogle時代と少し考えが違います。
そこらへんも少しだけ考えつつレビューしていきます。
追記:液晶に関する文章を訂正しました。
筐体の大きさと重量
5.5インチのディスプレイを搭載しているので、普段5インチのスマートフォンを使っていても「大きいな」と感じさせるものになっています。
画面は大きいですが、幅は75mmとそれなりに持ちやすい幅です。
重量は169gと軽くもなく重いわけでもなく普通・・。
同じ画面サイズ同士で比べると、LG G4が155g、iPhone6 Plusが172gとなってます(やっぱり普通くらいですね)
先代のMoto Xは5.2インチでしたが、大画面を好むアジア圏をターゲットへ Lenovoが売り込むためにこのサイズになったと思います。
ディスプレイ
ディスプレイはFullHDのTFT液晶を搭載しています。最近のスマートフォンはみんなIPS液晶などを搭載しているので、少し白っぽく感じます。
特に青空の写真などは少しばかり不自然に感じてしまうことが有ります・・・()
こういうところで手が抜かれているのか・・・?
TFT液晶ではありますがIPS方式であるので視野角はいい部類だと思います、しかし画面が結構明るく見えてしまい電車の中などで覗かれてしまう恐れももあります・・。(明るさを暗めにすることをおすすめします)
あと写真にスピーカーが写っていませんが
フロントデュアルスピーカーのように見えるものの、音が出るのは下のスピーカーだけで上は通話の際の受話口になっています。
それと前面にLEDユニットはあるそうですが、Nexsu6同様に無効化されていて Root化等で有効にしても白色しか光らないそうです。
設定の中にカラーモードという項目があり、「標準」と「鮮明」と2つがあります。
「鮮明」にすると白系の色がひどくなるのであまりおすすめはしません()
X Playは白っぽくて、isai FLは自然な感じに見えます。
Moto X Playも綺麗といえば綺麗ですが、正直あんまり褒めることは出来ないです・・。
(そもそもWQHDとFHDじゃ歩が違うのでおかしい比較かもしれませんが)
デザイン
デザインは一応今までのMoto Xを後継しているものですが、個人的にRAZR系のデザインも取り込んでるように感じます。
(RAZR iやRAZR HDあたりっぽい気がする)
Moto Maker注文すればバックカバーの色やアクセントカラー等のカスタマイズが可能で、自分だけのMoto X Playを作ることが出来ます。
まぁ日本からMoto Makerで注文するのは敷居が高いですがね・・・。
側面は初代Moto Xからのラウンドフォルムになっており、5.5インチという大きさになっても比較的手にフィットしやすいです。
丸みを帯びた形状のおかげで、巨大な筐体であっても持ちにくさを感じさせません。
カメラ
フロントカメラがF値2.0の2,100万画素で デュアルトーンフラッシュを実装しています。
リアカメラは500万画素になっています。
レーザーAFとかがあるわけではないので、至って平凡な機能でとどまってます。
UIはとてもシンプル、シャッターボタンは無く画面のどこかをタッチするだけで撮ることが出来ます。
右上のボタンはビデオ撮影、右下はインカメラとの切り替えが可能です。
左から中央にスワイプすると撮影機能の選択、右から中央にスワイプするとギャラリーを展開できます。
機能面はHDR、Moto Actionsによるクイック起動、ナイトモード、1080pのビデオ撮影、光学4倍ズーム、パノラマ撮影などが使えます。
個人的に二枚目のタッチフォーカス機能は便利だと感じてます。被写体をフレームリング内に収めてリングでショットの明暗を調整出来ます。
参考になるかわかりませんが、申し分程度のサンプル。下はHDRオンで撮影しています。
その他色々
電池持ち
Moto X Playは3630mAhで一日半持つとMotorolaは謳っています。
感想としてはその大容量を感じるわけではないが、電池は長持ちします。
個人的に最近始めた某リアル世界陣取りゲームで重宝してますね。
しかし容量が大きいせいか、急速充電機を使っても充電する時間が長いと感じています。
動作面
Snapdragon 615のAdreno 405なので少し心許ないです。しかもFullHDが祟って、怪しい時が何度か・・。
解像度がHDならバッテリー持ちは更に向上し、動作もまともになっていたかもしれません。
それとAdreno405であるゆえに、Asphalt 7などの重いゲームはちょっとキツイです。
ゲームをすることはあまりおすすめしません。 (白猫とかパズドラ程度なら別に平気ですけどね)
インターフェイスと機能
ほぼAOSPなのであんまり可愛げは無いです。
デザインに関してですが、執筆時点ではAndroid 5.0(Lollipop)のフラットデザインになっています。
機能面は前回紹介したMoto Display等があります。
「AOSPなのであまりで可愛げがない」と言いましたが、バッド要素では無いです。Androidの新バージョンへアップデートが迅速で準Nexus端末と言っていいほど。
加えてUIがごてごてしておらず、Motorolaの独自機能もそんなにでしゃばっていないので、むしろユーザーの使いやすさに貢献していると思います。
まとめ(総括)
正直あんまりオススメ出来るモノじゃないです。(StyleもPlayも有機ELじゃないのはツライ)
それにプラスして"Bounce(Moto X Force)"と呼ばれる隠し玉がいるらしいので、X Style/Playは踏みとどまって これの様子を見たほうがいいです。
でも「これじゃないと嫌だ!!」という方はすぐに[Buy It Now]を押すのです。さぁ早く!
しかし、真にMotorola端末が欲しいのなら、型落ちではありますがMoto X(2nd Gen)を買うべきです。
と色々辛口に言ってますが、大容量バッテリーや値段の安さなど良いところもあり、ミッドレンジながら完成度は高くピュアエクスペリエンスを楽しみながらMotorolaらしさを味わえるバランスのいいモノになっています。
2台目などサブ程度の役割を求める人なら、手に取ることをお勧めできます。